温度差、感じた

 朝七時半起床。うむ、いつもの日曜日通り。「スーパーヒーロータイム」鑑賞から始まる日曜日。
 「特捜戦隊デカレンジャー」は相変わらずノリが主婦向けの刑事ドラマに近い。いっそのことタイトルの最後に純情派とか情熱系とかつけたくなる。
 「仮面ライダー剣」は、おもしろいんだが……いまいち盛り上がりに欠ける。やはり俺的に前の「555」が良すぎたのか。あれでも多少の不満は残ったが。
 思えば特撮大好きな自分だが、最近は昔ほどのドキドキを得られなくなった。最近ヤフオクで購入した「ダイナマン」と「フラッシュマン」のビデオがやっぱおもしろい。まだ全部見終わってないが。
 この日うれしい誤算発生。毎月月曜日の〆切ギリギリまでかかっていた原稿がんなんと19時に完成。心おきなく羽根をのばして「新撰組!」鑑賞。
 今回は近藤らが清河八郎と決別して京都に残る重要な回。見所は清河を暗殺しようとする芹沢鴨の一味と逃げる清河、それを逃がそうとする近藤達のくだりだが、碁盤目状の京都の町並みを逃げ回る様子が非常に分かりやすくリアルタッチで、いかに京都の町が道幅が狭く複雑だったかがよくわかるかなりおもしろい回だった。
 で、21時から日曜洋画劇場はデビット・フィンチャー監督の「セブン」
 俺は数ある映画の中でもこの監督の特にこの作品が好きで、特にラスト10分の衝撃は強烈に記憶に焼きついている。で、同居人が見たことがないというので一緒に鑑賞することに。さぞ驚くだろうと期待に胸を膨らませ、かなり眠い頭を必死に揺さぶりながら最後まで見る。
 ところが、なんと同居人はラストの予測がついていたという。しかも、想像通りでほぼ合っていたらしい。で、感動も相当薄かった。
 確かにかなり前の作品だし、公開当時は意外な展開も現在ではありふれている。しかし、あれを見たときの衝撃が強烈な俺にとって彼女の鈍く薄い反応は正直ショックだった。
 これが温度差というやつだと、久々に痛感。落胆と疲労のためにここで俺の意識は途切れたのだった。