新撰組! 第二十二回「屋根の上の鴨」

 話の主軸は近藤が前回和解した大阪の相撲部屋を壬生村に呼んで興行するという話。
相撲で儲けるなどとは商人の考えることで武士のすることではない、などといいつつも仲間はずれなのが悔しいご様子の芹沢、沖田をつれて今日もお酒のんで暴れまくり。
で、相撲興行の当日になぜか会津藩主の松平容保筒井道隆)がお忍びで観戦にやってくる。毎度ながらみごとなバカ殿に見えてしまうのは町人に扮した姿だからではなく、筒井道隆のキャラのせいだろう。
今回特筆すべきは芹沢の愛人を演じている鈴木京香の悪女っぷりだろう。
ガキの使いやないんやから」などと毒気たっぷりに芹沢をたきつけるその演技にすっかり引き込まれた俺。そして煽られるままに商家に押しこみ暴れまくる芹沢、佐藤浩市のやり場のない焦りたっぷりの演技にちょっと感動。
ところで、久々の中村獅童は今回何しに出てきたのか?